平成28年度公開講座を実施しました。

2016.10.13 2016.10.14

本校では、本校の教育・研究の成果を広く開放し、地域社会との関わりを深める一助として公開講座を開催しています。どの講座も、参加者の皆さまは楽しく熱心に参加されていました。

「災害対策!手回し発電機をつくろう!」(8/5-6開催)

熊本地震を体験した中で、ガスが止まり、水道が止まり、避難先では電源が自由に使えない状況から、ライフライン「ガス、水道、電気」の大切さを痛感することとなりました。そこで、平成28年度の技術・教育支援センター主催の公開講座では、災害時にも使える電気(携帯電話の手回し充電器)がテーマとなりました。小中学生を対象に、手回し発電機の組み立てとパフォーマンスメカを作成し、苦戦しながらもコイル巻きや、ロボットの設計を行い、完成したロボットを手回し発電機で動かすことができました。また、市販のモバイルバッテリーを配布すると、早速自分で作った発電機を使って充電をしていました。

「『制御』って何?自律移動ロボット製作体験授業」(8/17開催)

中学生を対象として、学科名にもある「制御」について、公開講座を実施しました。制御とは、ものを思い通りに動かすことと捉え、地面に描かれた線を追いかけて走行するライントレースロボット製作を通して、ものを制御することを体験しました。モータを自在に回転させることから始め、センサが返す値によってモータの動きを変化させることを行いました。最後は、それらの技術を応用して、各自ライントレースロボットを製作し、スピードを競いました。参加してくれた生徒たちは、全員コースを完走することができ、中にはセンサを複数使って、複雑なプログラムを組み、高速に走るロボットを作った生徒もいました。
 

「Processing言語によるCGプログラミング入門」(8/17-18開催)

8月17日(水)~18日(木)にかけて、熊本キャンパスで「Processing言語によるCGプログラミング入門」を開催しました。講座では中学生23名を迎え、コンピュータグラフィックス(CG)を題材としたプログラミングについて勉強しました。二日間を通し、図形の組み合わせで絵を描くプログラムや自作の絵に動きを付けるプログラム、カメラの映像をリアルタイムに表示するプログラムなどを作りました。受講者は休み時間も熱心にプログラミングに取り組んでいました。
 

「立野火口瀬周辺の湧泉巡り」(8/27開催)

8月27日(土)に平成28年度公開講座「立野火口瀬の湧泉巡り」を実施しました。熊本の水は安全で豊富だと言われてきましたが、ここ数年で汚染や枯渇が進み、問題になっています。この講座の目的は、約20年間にわたって県内約1300カ所の湧泉の調査・研究(水質・利用形態・伝説・呼称)を行った結果をもとに熊本の水環境について市民と共に考えていこうというものです。

今回は立野火口瀬周辺にある大津町、菊池市の4つの湧泉の現地観察をしました。阿蘇外輪山の一画を形成する立野火口瀬(北向山~矢護山~鞍岳)とその周辺には多くの湧泉があります。豊後街道沿いにある立野や瀬田地区は、交通の重要な番所であると共に大津と菊陽の台地を潤す農業用水の取水地でもありました。現在も加藤清正・忠広の時代に掘削された用水が、白川北岸の広い田畑に供給されています。また、矢護山周辺は、平安時代官道が通っていたところで、比叡山の寺領下にあったため山岳仏教が盛んでした。近江の佐々木氏が寺社奉行として真木へ移って統治を支配し、その後勢力を強めて竹迫城へ進出することになりました。その際に合志氏に名を改めたことから「合志」の名前が定着しました。ということで、今回は、「合志」のルーツである合志氏と合志川の源流域を巡る講座となりました。