八代第七中学校で、SPP連携理科授業を実施しました(1/23)

2015.01.28

 PBL・総合教育センター「SPP中学校連携理科授業」の一環として,1月23日(金)の午後,機械知能システム工学科・小田教授が八代第七中学校の3年生2クラスを対象に「霧箱による放射線の観察」の実験授業を行いました. 
 授業では,始めに放射線とは何か,半減期とは何か,自然放射線とは,放射線と放射能の違い,放射線の単位や透過力,放射線計測器,放射線防護の基本,放射線の様々な分野での利用などについてパワーポイントを用いて説明しました.また,放射線測定器を用いた幾つかの放射線源の測定のデモ,次に霧箱の原理の説明を行ない,ドライアイス冷却式の霧箱を用いた放射線の観察を行ないました.霧箱の中のスポンジの中にエタノールを染みこませドライアイスの上に乗せ,実験室を暗くすると霧箱の中に放射線の飛跡が現れ,生徒達から歓声が上がりました(閃ウラン鉱を利用).また,ランタン用のマントルでも飛跡が観察できました.生徒達は,初めて「放射線の飛跡の観察」を体感でき,放射線についての理解を深めたようです.

放射線の説明 霧箱の中の飛跡の観察