地域イノベーションセンター「新技術セミナー」を開催しました。(7/14)

2014.07.16

 7/14(月)に熊本高専八代キャンパスにおいて、八代市工業振興協議会と本校(地域イノベーションセンター)の主催で「新技術セミナー」を開催しました。
 今回のセミナーでは、本校機械知能システム工学科の井山裕文准教授により「CAD/CAEを用いた研究事例の紹介」が、また同学科の田中裕一准教授により「熊本高専におけるCAD/CAM等を活用したものづくり」の題目で講演が行われました。
 熊本高専では、高度化再編に伴ってものづくりに関係する最先端の工作機械や計測機器、実験装置が数多く導入されました。
 今回の新技術セミナーでは、最近導入されたこのような最先端設備の内容と活用方法について紹介する講演会、及びそれら最新設備の実際の稼働時の状況を見て頂く見学会を実施しました。
 井山准教授の講演では、導入されたCAD/CAEシステムの本校での応用例として、研究室での取り組みを紹介が行われ、本校で使用されている3D-CADおよびCAEシステムの概要をはじめ、その応用例として流動解析や構造解析など各研究分野における事例紹介も行われました。一方、田中准教授の講演では、熊本高専八代キャンパスにおけるCAD/CAM等の整備・活用状況と3Dプリンターや5軸制御マシニングセンター等、最新の工作機械の説明、ならびに地域連携の例などの紹介が行われました。
 その後、熊本高専八代キャンパスの教育・技術支援センター等の見学会が行われ、最新の5軸制御マシニングセンター、炭酸ガス二次元レーザ加工機、3Dプリンターの加工実演や衝撃波処理の実演に参加者は興味深く、熱心に見学をされていたようでした。
 熊本高専地域イノベーションセンターでは、今後も地域企業、地域社会との連携を密にしていきながら、地域のイノベーションの推進に寄与していきたいと考えています。