地域イノベーションセンター「新技術セミナー」を開催しました。(7/31)

2013.08.02

 7/31(水)に八代市鏡町の神田工業株式会社熊本事業所において、八代市工業振興協議会と本校(地域イノベーションセンター)の主催で「新技術セミナー」を開催しました。
 今回のセミナーでは、本校、生物化学システム工学科教授 田浦昌純氏により「大気汚染とその浄化処理技術について」の題目で講演が行われました。
 各自治体では大気汚染防止法に基づき、大気汚染状況の監視を常時行っています。八代市では、今年、大気汚染物質PM2.5の高濃度現象が何度も計測されています。
 講演では、PM2.5を含む大気汚染物質の主要な発生源である化石燃料発電やディーゼルエンジン等からどのようにして大気汚染物質が生成されるのか詳しい解説が行われました。また、これら大気汚染物質の発生を軽減するバイオディーゼル燃料の有効性や大気汚染物質の大気への放出を防ぐ排ガス処理システムの解説、そしてこれら浄化技術の現状の課題と今後の展望についての説明も行われました。講演後の質疑応答では、参加者から質問が出て、関心の高い有意義な講演会となりました。
 その後、神田工業株式会社熊本事業所の見学会が行われ、液晶ディスプレイのビデオ鑑賞と、部品実装の一貫生産工場の見学を行いました。今後も、新商品・新事業のインキュベーションの場としての有意義な利用が期待されます。