ユビキタスコミュニケーション研究部

ユビキタスコミュニケーション研究部主任 松田 豊稔

1. はじめに

光・電磁環境研究部は、音と電磁波(電波・光)といった波動を基調として研究するグループで、基礎的な理論解析からセンサやデバイス開発まで、それぞれのメンバーが互いに協力しながら各プロジェクトに取組んでいます。次の表は、研究部のメンバーとその主な研究テーマです。

研究員 主な研究テーマ他
下田道成
shimoda-m
@kumamoto-nct.ac.jp
電磁波による物体の計測技術の開発
物体に電磁波(光)照射し、反射・透過・散乱する電磁波の計測を通して得られる情報から物体の表面インピーダンスを推定し、表面形状及び浅い層での内部構造を計測する技術の開発を行っている。
下塩義文
shimoshio
@kumamoto-nct.ac.jp
伝送線路、電子回路におけるEMC対策技術
車のワイヤーハーネスにおける電磁ノイズ問題および、TDR計測等による各種回路のモデル化を検討している。
松田豊稔
tmatsu
@kumamoto-nct.ac.jp
周期構造による波動散乱現象の理論的解明
平成23年度から、ナノ金属粒子による光吸収現象を理論的に解明することを目的として研究を開始した。その中で、マルチコアプロセッサによる並列計算の環境を整えたことが研究成果となっている。
西山英治
enishi
@kumamoto-nct.ac.jp
M系列を用いたアナログ回路の診断技術の開発
疑似不規則信号の一つであるM系列を用いて出力との相互相関関数をとり、そのシフト加法性に基づいて出力される2次、3次を含むインパルス応答を解析することにより、アナログ回路を推定する方法について研究をしている。
小田川裕之
odagawa
@kumamoto-nct.ac.jp
次世代移動体通信用広帯域フィルタの研究
マイクロストリップ線路と弾性表面波素子を融合させた。マイクロ波帯の広帯域低損失フィルタについて研究している。また、強誘電分極反転構造を用いた圧電・誘電デバイスについての研究も行っている。
石橋孝昭
ishibashi
@kumamoto-nct.ac.jp
実環境下でのブラインド信号分離に関する研究
観測されたノイズ混じりの信号から、必要とする情報を取り出す研究を進めている。音声信号の原信号推定、生体信号の特徴抽出、通信におけるノイズ除去などで研究成果を上げている。
新谷 洋人
hsintani
@kumamoto-nct.ac.jp
ニューラルネットワークの認識機構の解析と生体信号処理への応用
ニューラルネットワークの認識機構の解析を行っており、平成22年度より、その研究結果を利用した。生体信号インターフェースへの技術応用に関する研究を開始した。

2. 活動内容

セミナー開催 ① うれしい!たのしい!親子化学!!(石橋、平成23年7月2日(土))
②プロフェッショナル通信技術者講座(西山、平成23年11月-、平成24年1月)
外部資金 科学研究費補助金1件
基盤研究(c)超音波放射厚による金属ナト粒子の周期構造化と局在表面プラズモンの励起(松田、小田川)共同研究 2件 (下塩、小田川)
学会活動等 ① 電子情報通信学会ソサイエティ論文誌編集委員会査読委員(下田,下塩,松田)
② 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)ピアレビュアー(松田)
③ EMC技術者協会九州支部長(下塩)
④ 日本音響学会編集委員会査読委員(小田川)
⑤ IEEE International Ultrasonics Symposium Technical Program Committee Member(小田川)

3. 業績一覧

(1)著書・論文・特許出願

[1] 石橋孝昭、“音響信号処理装置、音響信号処理方法、及び音響信号処理プログラム”特願2011-109067, 2011.
[2] 松田豊稔、小田川裕之、“表面プラズモンセンサ、及び屈折率の測定方法” 特願2011-14067, 2011/01/26.

(2) 論文以外

国際会議 資料(研究会等) 口頭発表 その他
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4. 活動ニュース他

(1)研究成果広報活動

参加・出展事業
1 平成23年7月22日にJSTホール(東京)で開催された九州横断4県合同新技術説明会(JST 主催)で特許出願している研究の内容を紹介した。(発表者:松田豊稔・石橋孝昭)
2 平成23年10月26日にマリンメッセ福岡で開催された九州・沖縄地区高専新技術マッチングフェアで科学技術振興機構 研究成果最適展開支援事業FSステージ平成22年度採択課題の研究報告を行った。(発表者:松田豊稔)
3 平成23年9月21~22日東京国際フォーラム(東京・有楽町)で開催されたイノベーション・ジャパン2011-大学見本市(NEDO、JST主催)において、「偏光を利用したプラズモンセンサによる微小屈折率変動の検出」のタイトルで非駆動型プラズモンセンサのポスター発表を行った。写真は、学生による発表の様子です。(発表者:松田豊稔)

(2)ニュース

本校専攻科の森恒成君が、教務支援システムの  全国展開を題材にして発表を行った「第11回大学発ベンチャー・ビジネスプランコンテスト」 (BVPC)と学生発ベンチャー・夢挑戦ビジネス大賞2011 in くまもとの両賞で優秀賞に選ばれました。BVPCは九州全域の高専・大学等の学生によるビジネスプランコンテストで、九州経済産業局、福岡市、九州経済連合会などの機関により構成され、九州各県や、九州内の各新聞社により後援を受けたコンテストです。また、夢挑戦ビジネス大賞2011では蒲島熊本県知事より表彰されました。
写真はBVPCの最終審査会での発表の様子です。