社会人講座

(21)「3次元CAD設計講座と製造工程へのCAD/CAM活用講座」(主催:八代商工会議所)H22.10.2〜12.11

熊本高専地域イノベーションセンターでは、機械知能システム工学科と技術センターの協力の下、本年度も10月2日(土)から12月11日(土)までの間、「3次元CAD設計講座」と「製造工程へのCAD/CAM活用講座」を開講した。
この講座は、八代商工会議所との共催により、全国中小企業団体中央会の補助事業「平成22年度ものづくり分野の人材育成・確保事業」に採択されたもので、就職待機者等への就労支援も兼ねた事業である。講座では、3次元CADの基本を習得後、3次元CADを活用して強度や熱解析等を行うCAE(コンピュータ援用解析)、NC加工等での自動成形を目指すCAM(コンピュータ援用製作)など、加工現場での技術習得・設計力養成を目指す。
10月2日の開講式では29名の受講者に対し、八代商工会議所の清藤平治専務理事、熊本県商工観光労働部の秋田壮児課長補佐、並びに本校の宮川英明校長から激励の言葉があり、その後、受講生達は、ICTセンター演習室に移動して、講師やTA学生達のサポートを受けながら、受講を開始した。


受講の様子

(22)「技術者スキルアップセミナー2010」(主催:(財)くまもとテクノ産業財団)

本セミナーは、熊本高専熊本キャンパスがもっている技術シーズや企業ネットワークを活用して、半導体関連産業、車エレクトロニクス産業、電子情報産業などで活躍を期待される技術者が、広い角度から技術力を身につけて、より創造的な人材となるように育成する教育システムである。

■ 受講対象者
・半導体・電子・情報関連の中小企業現場技術者及びこれらの分野における求職者
■ 講座の目的
・ 将来のリーダーになる若手技術者の育成
・新技術分野での開発力強化を行える人材の育成
・求職中の技術者の再就職に向けたスキルアップ
■教育講座の種類
・基礎講座
・企業実習講座(阪和電子工業株式会社、日本ガスケミ株式会社、株式会社オジックテクノロジーズ、株式  会社マツシマ、株式会社ミヤムラ、平田機工株式会社、
株式会社堀場エステック、阪神エレクトリック株式会社、テクノデザイン株式会社、株式会社電盛社、株式会社テクノアート (順不同))
■会場
・熊本高専熊本キャンパス、および協力企業


(23)地域イノベーションセンター主催「2010年度社会人講座」

「社会人講座」とは、地域イノベーションセンター主催事業の人材教育の一環として、社会人を対象に専門技術・人間力の向上を目的とし、行政機関・地元産業界等と連携しながらスキルアップを図る講座である。技術的なスキルアップのみならず、教養コースを設け、地域との共催事業により行う社会人講座にも力を入れている。今後、講座のカリキュラムを充実させ、より多くの社会人の方への学びの場を提供していく予定である。

<スキルアップコース>

Ⅰ.現場技術者のためのマネジメント力養成講座
Ⅱ.ワード文書作成入門
Ⅲ.これから始める仕事に役立つ表計算ソフト「Excel 2007」入門講座

<教養コース>

Ⅳ.熊本の歴史的な知的財産~熊本県央の史跡と街道~

<スキルアップコース>

Ⅰ.現場技術者のためのマネジメント力養成講座
現場技術者にも創造性のアップ、知的財産の考え方、経営感覚を養成することを目的とし、11月2日~12月21日の毎週火曜日全10回に渡り現場に即した実践型の講義を行った。社会人8名が受講。講義は、マネジメントの基礎、現場で必要となるマーケティングやコア技術戦略など多岐に渡る内容となり、10回講義中2講義は、外部講師の協力を得て行われた。第7回講義『安全体感訓練』では、東京エレクトロンFE㈱石井浩介取締役会長の挨拶・オリエンテーションから始まり、同社教育センター杉本正義トレーナーの指導の下6種類のプログラムが組まれ、現場さながらの実施訓練が行われた。受講生の1人は、「現在は、安全関係とは無縁の部署だが、“安全”に対しての認識が変わった。」との感想であった。第8回講義では、『ファイナンス戦略/コミュニケーションとは』と題し、ファイナンス戦略については、肥銀キャピタル㈱野作和宏代表取締役社長より、会計基礎用語・企業の経済活動について身近な事例を用いての講義が行われ、引き続きコミュニケーションについて、(財)地域流通経済研究所 野原優子サービスマネジメントチーフインストラクターより、受講者の積極的な意見を求めながらの講義が行われ、改めてコミュニケーションの重要性を認識した。
最終日、本講座終了の受講生からは、現在の仕事では経験することのできない講義内容であり、内容を持ち帰り今後社内で実践していきたい等の声が聞かれた。
講座内容 講 師
1 マネジメントの基礎とBSC 小山教授
2 創造性と問題解決法 古賀名誉教授
3 モノづくり企業のグローバル競争の現状と技術経営力 瀬戸CD
4 新商品に対するコンセプトとビジネスシステムの創出 瀬戸CD
5 特許検索・明細書作成 瀬戸CD
6 現場の原価計算入門 瀬戸CD
7 安全体感訓練 杉本教育トレーナー
8 ファイナンス戦略/コミュニケーションとは 野作代表取締社長
野原チーフインストラクター
9 マーケティングとコア技術戦略 瀬戸CD
10 組織マネージメントとリーダーシップ 瀬戸CD

Ⅱ.ワード文書作成入門
平成22年9月29日(水)~10月1日(金)の3日間に渡り、八代キャンパスで「ワード文書作成入門」講座を開講した。この講座は、地域イノベーションセンター社会人講座のスキルアップコースの1講座で、地域の一般社会人の方を対象として行っている。受講生23名は、40代から70代の方々と年齢も幅広く、「PCは持っているが、なかなか独学ではわからない」「ソフトが変わってわからない」「仕事上必要になって」など参加理由も様々であり、学生の補助を受けながら熱心に受講していた。1日目の基本的な文書作成から始まり、イラストや図形を使った文書作成、最終日には、はがきの作成までの講義が行われた。
受講者からは、「とてもわかりやすい」「是非来年もこの講座を開講して欲しい」「定期的に行って欲しい」などの声も聞かれた。

〈3日間の講座内容〉
●09月29日(水) 基本的な文書作成 (文字の大きさや色を変える方法、段落の設定、表の作り方など)
●09月30日(木) ビジュアル文書作成 (ビジュアル表現の操作方法、イラストや図形を使った文書作成など)
●10月1日(金) はがきの作成 (年賀状や暑中見舞いなどの作成)


ワード文書作成入門の様子(イラストを使った文書と年賀状の作成)

Ⅲ.これから始める仕事に役立つ表計算ソフト「Excel 2007」入門講座
この講座は、パソコンに不慣れな初心者の方や、仕事を始める社会人特に表計算ソフトの初学者に対しスキルアップを目指すための社会人講座として開講。
平成22年11月8日(月)から19日(金)(18:30~21:00)の土日を除く連続10日間(全25時間)で実施した。テキストは、市販の「できるExcel2007」(㈱インプレスジャパン)を使用し、項目に沿って講師の分かりやすい講義と2名の学生補助により、初学者にもきめ細かい対応となった。予定していた受講者数よりも少ない4名の受講となったものの、講義の内容としては大変充実したものであり、最終的にはテキスト全項目を終了し初学者が次なるステップを目指す講座となった。最終日には、受講者全員へ修了書が渡され、受講生からは、「今後もっとエクセル関数を深く学びたい」などの声も聞かれた。 

<教養コース>

Ⅳ.熊本の歴史的な知的財産~熊本県央の史跡と街道~
文化系の講座として広く一般社会人を対象とした講座で、応募者多数のため抽選での参加者決定となった。 (A)阿蘇地区(B)熊本市南部・宇土地区(C)熊本市西部地区の3コースを設定し、熊本の歴史的な知的財産といえる「史跡」と「街道」について学ぶ講座である。特色として、ツアー形式とし実際に現地に行って体験することを重視する。その地区ゆかりの史跡・街道について、ボランティアガイド、住職、神職、市町村職員の方々に特別講師としてご協力をいただき、詳細な説明を受けながら、「史跡」「街道」について学んだ。現存する史跡の中に生かされている先人らの知恵に感嘆し、住み慣れた場所や普段何気なく通りすぎていた場所の歴史の奥深さを改めて認識するとともに、まさに、後生に受け継いでいくべき知恵と歴史の財産に気付く社会人講座となった。
平成22年9月25日(土)Aコース(阿蘇地区)参加者:22名/応募者数:39名

二重峠(豊後街道の石畳)~的石御茶屋跡(参勤交代の休憩所)~阿蘇神社(流鏑馬見学)~坂梨宿(宿場町の町並)
【講師協力】中村幸典氏(一の宮町観光ボランティアガイド会)、志賀聡雄氏(坂梨宿場會)

平成22年11月6日(土)Bコース(熊本市南部・宇土地区)参加者:16名/応募者数44名

木原不動尊(日本三大不動尊)~六殿宮楼門(重要文化財)~御領貝塚(西日本最大級)~塚原古墳公園・塚原歴史民俗資料館・塚原古墳群(国内最大級)~宇土城(小西行長居城・宇土古城)~轟水源
【講師協力】角本尚雄住職(木原不動尊)、榊田進宮司(六殿神社)、清田純一(熊本市立博物館学芸員)、髙木進氏(熊本市塚原歴史民俗資料館館長)、藤本貴仁氏(宇土市教育委員会文化課参事)

平成22年11月27日(土)Cコース(熊本市西部地区)参加者:18名/応募者数45名

本妙寺(宝物館見学)~石畳の道(熊本高瀬往還)~野出の茶屋跡~雲巌禅寺(五百羅漢・霊厳洞)~草枕交流館~前田家別邸(小説「草枕」の舞台)
【講師協力】池上正示副住職(本妙寺)、馬場哲哉住職(雲巌禅寺)、小山芳弘氏(玉名市役所草枕交流館副館長)